アオザメの顎骨標本を作ろう

サメの骨格標本

240616
こんにちは。縁が合ってアオザメの頭部をいただいたので顎骨標本にしていこうと思います。(頭骨まで含めると大きすぎるので今回は断念)

【私見を含めてアオザメの説明】
・アオザメ(Isurus oxyrinchus)は4 m前後までなる大型のサメ
・サメ界では最速で時速35 kmで遊泳可能、個人的に一番カッコいいサメ
・葛西臨海水族園や八景島シーパラダイスでたま~に数日間展示されるらしい
・味はかなり良い!ステーキにするとジューシーでおいしい


ちなみに、一緒に貰ったヨシキリザメと比較すると色々違って面白いです

アオザメ
歯は尖り、ネズミザメ目の特徴で目が反転できるように可動域が広い

ヨシキザメ
歯はのこぎり状に幅広で、メジロザメ目の特徴で瞬膜がついている

こんな感じのアオザメを顎骨標本にしてきます。
顎骨標本の作り方には、薬剤処理埋めて放置など様々な方法がありますが、ここでは薬剤処理はせずゴリゴリ徐肉していく方法を採用しています。脳筋メソッドです。
ということで、手順はすごく単純です。

使ったもの

  1. 解剖用メス&剃刀
  2. ゴム手袋
  3. ピンセット
  4. 大きめのトレー
  5. キムタオル
  6. ハイター(漂白用)
  7. いい感じの籠と針金、竹串

手順

  1. ゴリゴリ徐肉をする(メスや剃刀は切れ味落ちたらすぐに取り換える)
  2. 薄めたハイターで漂白(時間は30分くらい、やりすぎると歯が溶ける
  3. 固定して乾燥(季節によるが2週間以上)

1. 徐肉
・メスや剃刀を用いて根気よく徐肉していく。サメの歯が刺さる場合があるので手袋着用
 サメ肌を切ると刃はすぐに悪くなるためその都度取り換える。
上顎と下顎を繋ぐ健は切らないように丁寧に
・歯茎もやりすぎると歯が取れるので、頑張りすぎない。
・根気よく切り進める

2. 漂白
・30%くらいに薄めたハイターに約1時間浸けて殺菌&漂白
 殺菌が主目的なので長時間やりすぎない。やりすぎると歯が溶けていくので注意
・取り出した後は、流水で十分に洗い流す
アセトンで脱脂する人もいますが、廃液処理が難しいので省略しています。
 脱脂しなくてもそんなには気にならない。気になる人は中性洗剤につけて数日放置で
 いいかも?

3. 固定&乾燥標本作りでここが一番重要
・十分に洗浄したら固定。
・今回は100均のメッシュ板2つと針金で固定
上下顎の接合部周辺は反り易いため、重点的に固定
・2週間ほど乾燥。
 洗濯ネットで包んで虫除けするのがおススメ


乾燥させてから2週間後に様子を見てみると…..

一部少し歪んでしまいましたが、カッコいい顎骨標本となりました!
肉を徐肉しきれないと少し茶色くなりますが、個人観賞用なら気になりませんね
数週間は少し臭いましたが笑

ヨシキリザメの顎骨標本も一緒に作ってみました。
固定が甘くて歪んでしまったので、次機会があったらまたリベンジします

おわりに

今回はアオザメの顎骨標本を作ってみました。
今後もいろいろなサメを手にでき次第、顎骨や頭骨の標本を作っていきますので、よかったら気が向いたときにまた遊びに来てください。
それでは次の記事でお会いしましょう。バイバイ。

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